私青山の通勤車はイーストベースの在庫処分的に買った中古の30プリウスです。
荷物が結構積めるし燃費もいいので、全日本ジムカーナのサポートや出張などにも使ってて、走行距離は19万キロを超えました。
G’sグレードのボディー剛性の高さと足のフィーリングが気に入ってたのですが、さすがにここまで走るとショックアブソーバーも当然ヘタりますよね(^^;
ふわふわした感じはないのですが、道路のちょっとした段差とか、ムサシやコメリ等の駐車場にある速度制限のための段差を乗り越える時の衝撃がなんか大きくなってきて、どうも不快(-_-;)
でもまあ普通に走れるからいいかと(車屋にあるまじき行為(^-^;)、そのまま何年も乗ってきていましたが、ある日のこと、右フロントタイヤに放射状の汚れがあることに気付きました。
ブレーキフルード漏れだったら大変なので、タイヤを外して見たところ、ショックからオイルがダラダラと漏れているのを発見!
会社でいつも停めている場所と自宅の駐車場所をあらためて確認すると、ちょうど右前タイヤの内側にあたる場所にオイルのシミもありました。
自分がいつも車を停めている場所の地面て、見てないものですね(^^;
で、オイルまで漏れたなら交換するしかないのですが、変えるなら左右ともだろうし、なんならリヤだってヘタっているので、やはり4本とも足を交換するのが正しい修理方法ですよね。
まあ、この車では攻めないから車高調までは要らないし、純正スプリングの乗り味も捨てがたい。でもまた純正ショックに変えるのも面白味に欠ける・・
と、転んでもタダでは起きない性格の私が思いついたのがTEINの純正形状ショック「EnduraPro PLUS」でした。
『純正を凌駕する耐久性と乗り心地を実現』とかイイこと書いてあるし、一台分の値段がG’sのフロント純正2本と大して変わらないし、減衰力調整できるなら気に入らない乗り味だったとしても我慢できるレベルにはなるんじゃないかと、買って付けてみることにしました。
これがプリウスから外したショック。
錆も出てるしバンプラバーやダストブーツも崩壊してました(-_-;)
そしてTEIN EnduraPro PLUSを装着!
TEINから30プリウス用は出ていますが、なぜかG’sグレード用の設定は無く、営業マンに聞いたら「G’sは車高が低いので寸法が違うかも・・」とのことでしたが人柱的に試してみたら一応付きました。
ちなみにスプリングは純正を再使用してます。
アッパーマウントやバンプストッパー、ダストブーツ等はついでに純正新品に交換し、減衰力は16段調整の中の10段で装着。
そして早速走り出してみると・・・
え?今までの足は何だったの?!ってくらい、控えめに言って最高!
まあ、今までのヘタった足と比較してもなんですが、路面の段差が気にならない!
もしかして柔らかくし過ぎたかな?と思って試しにバイパスのインターをあまり減速せずに曲がってみたら、しっかりとロールも抑え込んでてビックリです!
そのまま気分良く少し遠回りして走ってた時にふと気づいたのですが、なんか車内が以前より静かなんです。
別に今までガタガタ異音がしてたわけじゃないですよ。
さすがにそんな音が出てたらその時点で修理しなきゃ気が済まなくなりますからね。
気のせいかとも思ったのですが、翌日の通勤時にいつもの道を走って確信しました。
明らかに静かになっている!と。
アッパーマウントを新品に替えた効果もあるかもしれませんが、おそらく、TEINのショックが走行中のタイヤやアームの微細な振動を抑え込んでくれているのでしょう。
アフターパーツで売っている、タワーバーみたいなパフォーマンスバーって、付けるとこんな感じになるんだろうなと思いました。
そしてですね
数日間走っていて気付いたのですが・・
なんと、燃費まで良くなったんですよ!
ここまで言うと「いやいや、さすがにそれはねーだろ」って思うでしょうね(^^;
でも本当です。
自分でもその理屈が最初は分かりませんでしたが、段差を越える時に衝撃があったということは、車にも抵抗がかかっていたと言える訳で、その衝撃が緩和された今は、タイヤも車も抵抗なく進んでいるということでしょう。
路面を転がるタイヤに抵抗が無くなったから車内が静かになったとも言えるわけです。
もともとは修理のつもりで替えた足ですが、その効果は満足の域を超えており、今まであまり気に留めていなかった(失礼)アフターパーツメーカーの純正形状ショックの、クオリティーの高さを今回の一件で思い知らされました。
あれから減衰調整をする必要性を感じることもなく、毎日快適に通勤しています♪
もしあなたが普段乗っている車の快適性に少し不満を感じてきていたら、この純正形状の足を試してみてはいかがですか?(^^)/